2014年2月16日 18:55

森博嗣のS&Mシリーズレビュー / Kindleミステリー本30%ポイント還元実施中

笑わない数学者 MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)

Kindleでミステリー・ハードボイルド小説に30%ポイント

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森博嗣のS&Mシリーズおすすめ

これに合わせて書いておこうと思うのが森博嗣の代表的シリーズ「犀川&萌絵(S&M)シリーズ」について。メフィスト賞の第1回大賞である『すべてがFになる』とか有名でしょう。N大助教授・犀川創平(探偵役)と女子学生・西之園萌絵が活躍するミステリィ作品です。

以下で紹介と昔書いたレビューをコピペしときます。


孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平と女子学生・西之園萌絵が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。

引用元:すべてがFになる THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)

作中でプログラミングの話だの理系的な話題だのが多いのは、森先生自身が工学博士だからです。私は完全に文系の人間なので良くわからんことの方が多かったけど、それでも充分楽しめると思いますよ。

『すべてがFになる』はシリーズ1作目でキャラクターの個性が見えづらい部分もあります。ただ、シリーズ10作を通してみるとマンガ的なキャラクターの魅力を感じます。実際、コミカライズもされています。

大学が舞台なのでライトノベル感覚ではなく、『はちみつとクローバー』的なマンガ感覚が強いです。まぁ、こっちはミステリィなので全然別物なんですけど。

関係がないかといえばそうでもありません。まず、森先生のエッセイ本で表紙を羽海野チカ先生が描いてますし、羽海野先生の『はちみつとクローバー』に登場する花本先生のモデルは犀川だったりします。また『3月のライオン』では帯コメントに森先生が言葉を送っています。

「犀川&萌絵(S&M)シリーズ」各巻の短い感想

では昔書いた短文感想を掲載。以下感想は「読書メーター」で書いたものを移設しただけです。一部加筆。(別名義のアカウントなので、そっちのは消しておきました。)

  1. すべてがFになる The Perfect Insider
  2. 冷たい密室と博士たち Doctors in Isolated Room
  3. 笑わない数学者 Mathematical Goodbye
  4. 詩的私的ジャック Jack the Poetical Private
  5. 封印再度 Who Inside
  6. 幻惑の死と使途 Illusion Acts Like Magic
  7. 夏のレプリカ Replaceable Summer
  8. 今はもうない Switch Back
  9. 数奇にして模型 Numerical Models
  10. 有限と微小のパン The Perfect Outsider

4巻からしかなかった。。

密室のトリックが面白い。また、動機が理系的だと感じた。とはいえ、最早ミステリィとしてこのシリーズを読んでいない自覚がある。登場人物の会話がとにかく魅力的だ。あと、諏訪野のご馳走が食べたい。(加筆)「犀川&萌絵シリーズ」は会話劇として楽しむのが良いと思う。理系的中二病って感じが良い。

事件が吹っ飛ぶ珍事がありますね(笑)萌絵のことを、最も鬱陶しいと思った巻でもあり、最も可愛いと思った巻でもあり。(加筆)萌絵が苦手な人は多いだろうと思います。まー我侭なお嬢様で危機管理能力もザルで、よくピンチに陥りますからね。それでも私はお嬢様キャラが好きだもんげ。

この巻は何と言っても犀川助教授が良い。妄想と幻想の違いを論じるシーンが好きです。あと、後のシリーズでは主人公の一人となる加部谷恵美が出てきます。こういう計らいがシリーズ物の醍醐味でしょうか。。まだそちらは読めてないので楽しみ。(加筆)森先生の他作品では登場人物が繋がっている場合が多いようです。「Vシリーズ」はピンとこなかった。

シリーズ10巻を読み通して振り返ると、転換を強く感じる8冊目。萌絵の印象が、この巻の前後で違って見える。理詰めでどこか冷めた印象の前、文学的な表現とウェットな印象の後。といったシリーズの転。起承転結とは言うけれど、なるほど、とても効果的で素敵な構成です。(加筆)シリーズを通して重要な巻です。ヒロイン兼補佐役の萌絵にかかわる事件が起こり、彼女の成長が見受けられます。

話も事件も凡庸な印象で、語りにも慣れないと辛い。正直言ってつまらない。が、そんなことは最後で全て吹っ飛び、笑顔で「ちくしょー!」と叫べる。そんな作品。これから読む方には、是非事件の謎解きに集中して読んで欲しい。(加筆)話自体は読むの辛いくらいにつまらないww ネタバレダメ絶対。

鉄道模型をされている森氏の趣味が垣間見え、にやっとさせられます。ところが話の内容はシリーズ1気持ち悪い。犯人がとか、登場人物がでは無く、狂気の執着心とでも言うべきその真相が。エピローグの演出がとても好き。これが唯一救いです。あと犀川先生マジ王子。(加筆)犀川先生マジ王子。

待ってましたラスボス登場。タイトルの付け方が秀逸です。 特殊な設定ではあるけれど、それを納得させられてしまう理詰めはさすが森氏。犀川と萌絵の変化も感じられ、シリーズ最終巻としての役目をきっちり果たしてくれます。解説にもあり、特に終盤ですが「S&Mシリーズ」前半の作に比べて、文学的な色が濃くなっているように感じます。犀川と四季のゆったりとした会話のあと、ラストシーンへの展開がとても素敵です。(加筆)四季というラスボス的立ち居地のキャラクターが第1巻から登場します。そして最終巻で激突!っていう分かりやすく燃える展開。嫌いじゃない。

絶版後記

同じメフィスト賞作家だと京極夏彦(賞設立の発端となった)、西尾維新あたりが有名ですね。

森先生はとにかく著作の量が多く、相性次第で当たり外れもあります。「S&Mシリーズ」は割とキャッチーなシリーズかなと思うので、最初に手を出すならコレがいいかと思います。

ちなみに私が好きなのは3巻と6巻。

3巻はミステリィとしてとてもライト。一方、シリーズ中で一番雰囲気の良い巻だと思います。

鈴木成一デザイン室が装丁を担当した新装版がカッコイイのでオススメです。

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