2014年9月 2日 10:52

[ SAI]デジタルイラストのレイヤー構造を工夫して作業効率アップを目指す

デジタルイラストのレイヤー構造を工夫して作業効率を上げよう

SAIにかぎらず、デジタルでのイラスト作業ではほとんどの人が「レイヤー」を駆使して絵を描きます。まずはこのレイヤーの概念やレイヤー自体のことを良くしる必要があるでしょう。以下の記事でレイヤーの合成モードについては書いているので、是非チェックしてもらえればと思います。

[SAI]合成モードとレイヤーマスクをマスターすればイラスト制作のレベルが上がる| 絶版あかみる

今回はより実践的な部分として、作画作業中のレイヤー構造についてです。SAIのデータ付き参考書なんかが売っているので、そうしたものを買ってみるのも良いでしょう。

また、メイキングサイトがとても参考になります。

CG・イラストの描き方講座-お絵描きIRADUKAI

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厚塗りは一枚で描く人もいる。自分にあったレイヤー構造を考えよう

まず一口に「レイヤー構造」と言っても、作風次第で最適解が違うどころか、人によってやり易い方法が異なります。その為、初心者~中級者は自分と似た絵柄の人がどうやって描いているかを把握するのが近道です。そこから一歩進めそうならば、まったく違う絵柄の人や、独特な画面効果を武器にしている人の絵を検証すると良いでしょう。

とにかく沢山見て試してみる必要があります。参考書に書いてある「通常でベースを塗り乗算レイヤーで影をいれましょう」というセオリーだけに囚われないように!

というわけなので、この記事では「コレがベスト」というものでは無く、現在私が絵を描く時の基本的な「レイヤー構造」をサンプルとして紹介します。「へーこうゆうやり方もあるんだ」くらいの参考になればと思います。

線画を上におくか下におくかでレイヤー構造は変わる。

まず、「多レイヤー構造」を作るうえで、基本的な考え方として「線画」と「塗り」が分かれます。さらに「人物」と「背景」も分ける人が多いと思います。

例として私の作業済みレイヤー構造の一覧を貼っておきます。どのようになっているかをザッと確認して個々の理由について説明します。

大きく分けて「人物」と「背景」に分かれています。さらにその中で「人物線画」「人物塗り」/「背景効果(または背景線画)」「背景塗り」となっています。また、「その他」にあたるレイヤーは作業終盤に全体効果として作る場合が多いです。

私は「線画」が下、「塗り」が上のレイヤー構造になります。この構造では下にある線画のレイヤー合成モードは「通常」です。そして、「人物塗りレイヤーフォルダ」は下の線画が見えるように、合成モード「乗算」のレイヤーフォルダ内に格納しています。

レイヤー構造を決めるにはレイヤーフォルダの効果を知る必要がある。

さらにこの「人物塗りレイヤーフォルダ」を開くとこんな感じに。それぞれのパーツごとに分けてレイヤーフォルダがあります。ポイントは乗算の「人物塗りレイヤーフォルダ」内にあるレイヤーは基本的に合成モードが「通常」であるところ。

レイヤーフォルダの合成モードは、そのレイヤー以下に影響を及ぼします。乗算フォルダの中に通常レイヤーが複数枚あった場合、フォルダ内では通常レイヤーが重なっている状態にすぎませんが、乗算フォルダの下に他の塗りレイヤーがあると......

このように、フォルダ内のレイヤー情報がまとめられた形で「乗算」レイヤーとして処理されます。こうすることで線画を下にしても透けて見え、塗りレイヤー内部は取り扱いが楽な「通常」レイヤーで作業できるようになります。

レイヤーフォルダを上手く利用すると作業がしやすくなる。

このようにレイヤー構造を考える上で重要になるのが「レイヤーフォルダ」とその「合成モード」の仕組みです。ただまとめて整理できる「通過」なんて合成モードもあるので、こちらの記事を参考にして下さい。

[SAI]レイヤーがごちゃごちゃして困ってる人へ。 フォルダ合成モード「通過」を使おう| 絶版あかみる

各レイヤーをフォルダで格納しておくと下記のようなメリットがあります。

  • フォルダ内のレイヤーをまとめて移動・変形できる(目の位置だけを微修正する)
  • フォルダ内の範囲を一発で選択範囲にする
  • フォルダ内のレイヤーを一括表示非表示切り替えできる
  • フォルダに対して「下のレイヤーでクリッピング」などを反映させる
  • レイヤー統合を後回しにしておけるので修正が容易

レイヤーフォルダが増えすぎると探すのが大変になるという人もいるでしょう。それは作業の進め方(手順)で変わってくることなので、自分の作業効率を上げる為には「手順」を変えるのと「レイヤー構造」を調整するのと、どちらが得策か検証してみると良いでしょう。

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